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Audiobook Times

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大人気ブログ「Books&Apps」安達裕哉さんに聞く「刺さる言葉の作り方」(2)

大人気ブログ「Books&Apps」の運営者である安達裕哉さんに「伝える」ということについて聞きました!今回は、連載中編です。(前回の記事はこちら→大人気ブログ「Books&Apps」安達裕哉さんに聞く「刺さる言葉の作り方」(1)

 

■切り口の広げ方は、「人に会う」と「本を読む」

 

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SAEKI:私は広報を担当しているんですが、いろんな切り口を見つけて話を広げていくということが難しくて、苦戦しているんです。安達さんは日々いろんな切り口で記事を書かれていますが、どのようにして見つけて記事を書いているんでしょうか。

 

安達:私の切口の見つけ方は、「人に会うということ」と、「本を読むこと」ですね。この2つは当り前かもしれませんが。

記事について「何々がありました。おしまい。」という事実だけを書いた内容だと、少し薄いですよね。なので、さらに厚みを持たせるときにこの2つは役立ちます。

 

SAEKI:厚みを持たせるというのはどういうことですか?

 

安達:「人が共感する」「面白いなと思う」「役に立つ」といったことです。ただ個人の体験をつづっただけでは、厚みがある記事にはならないんです。

 

面白くするには「役に立つこと」や「何かしらの裏付け」「方策」が必要です。なので、過去に自分の考えと似たようなことを研究している人がいて、そこではこういうような方策があって…というようなことを紹介したりします。

 

ただ、興味を持ってもらうには、方策だけでもダメです。共感するための具体的な事例が必要で、人はシチュエーションに共感するので、事例や感情が入っていないと話しが立体的にならないわけですね。

 

「何々がありました→こういう方策が裏で働いています→実際にこういう事例がありました→どうですか?」という形にするのが、一つの記事の作り方です。

 

SAEKI:確かに「共感」は広報でも重要です。共感していただかないと取り上げてもらうことはできませんし、共感からまた新しい企画が走りだしたりすることもあります。でも、その共感をしてもらうというのがすごく難しいというか…。

 

安達:そういう意味では、訓練のために小説のストーリーを追いかけるのも良いですね。その作品を作った著者の「伝えたいこと」がそこにはあるわけです。

 

著者が伝えたいことだけを伝えても、あまり伝わらない。だから、ストーリーをくっつけたり、登場人物に語らせたりして、ストーリーを作っている。

 

それが人に何かを伝えるときに一番重要なことです。それが無いと、いくら叫んでも、聞いてくれないし、注目もしてくれない。

 

SAEKI:「こうすべき」と端的にいうだけではなくて、相手に伝えるときにストーリー性を持たせるんですね。

 

安達:体験談や感情の動きがそこにくっつくことで、初めて人は共感が出来るというイメージですね。

 

SAEKI:もう一つの「人と会う」ことも大事にされているということで、これまでかなりの方とお会いされてきたと思うんですが、人によって刺さる言葉というのは違ってくるのではないですか?

 

安達:全然違います。なぜなら、人によって見ている世界が違うからです。

 

コーヒーを見ても、みんなそれぞれ違うことを考えている。ある人は、味や香りについて考える。ある人は、喫茶店のシチュエーションを考える。ある人は、実家でコーヒー店を出そうとか…。いろいろなことがあるわけなんです。

 

あるものは一緒ですけど、世界観はそれぞれ違う。同じ言葉を発してもそこには違う解釈が生まれます。

 

SAEKI:世界観が一人ひとり違うと余計にどう伝えればいいのか分からなくなってしまいませんか?

 

安達:そうならないように、まずは伝えたい相手の立場をイメージが出来ているかが、すごく重要です。

 

記事で言えば、私は誰に読ませるかをかなり具体的に想定して書いています。全ての記事を、身近な個人をイメージして書いているんですよ。

 

人に会えばその分バリエーションが増えるし、この人にこんなことを伝えたいな、読ませたいなと想いも増える。相手がどう反応するか、ということまで具体的にイメージするのが大事です。あの人だったら、こういうコメントを残すだろうなとか、あの人を怒らせてみようかなとか。

 

SAEKI:書籍内で、コミュニュケーションについて「相手のバックグラウンドをきちんと理解することの大切さ」について書かれていましたが、共感ということにおいても大事なのでしょうか?

 

安達:共感させるということだけでなくても、記事を書いたりする、インタビューなどもそうですが、「相手に伝える」ということは「相手の見ている世界をどう捉えるか」ということが大事です。

 

私は、他の会社の記事を書くこともあって、社長にインタビューをすることもあります。そんなとき、必ず最初に本題とは関係のない無駄話をしちゃうんです。その人について書くには、それまでの人生の価値観を共有しないと適切なことがなかなか書けないので。

 

例えば、「転職は何回したのですか」とか、「大学を卒業してから何をされてたか」といった話しから初めると、それだけでも1時間くらいになりますよね。こういった部分から相手を理解すると、どういう見方をするのかや、どういうことが重要だと思っているのかなど、相手の範疇に入っていることがわかるんですね。

 

SAEKI:相手を深く知ろうとするのが大事なんですね

 

安達:相手のことを、どれだけ理解できるかというのはすごく重要ですね。

 

大人気ブログ「Books&Apps」安達裕哉さんに聞く「刺さる言葉の作り方」(3)に続きます。次回は、4/18(火)更新予定です!

 

安達裕哉さん著『「仕事ができるやつ」になる最短の道』

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聞き手:オトバンク・SAEKI

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2015年新卒入社して、社会人3年目に突入!広報やオーディオブックのコンテンツPRの企画などしています。2年半前の記事はこちら→深夜に見るのは要注意!?思わず食べたくなっちゃう「おいしそう~」な映画5つ
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担当者 佐伯