入社して早3ヶ月が過ぎ、徐々に仕事に慣れてきた頃。
少し余裕が出てきたところで、仕事の仕方を見つめ直してみませんか?
ただ闇雲に目の前の仕事をこなしていても評価されるようにはなりません。今回は、「上司からの評価を得る」という視点、「仕事全体を俯瞰して力を発揮できる場所を探す」という視点の2つから、仕事での評価を上げる方法について考えてみたいと思います。
①上司から評価されるようにする
闇雲に仕事をしても意味がありません。上司が何を求めているかを理解した上で仕事に取り組むことが重要です。
A) 上司が評価するポイントを把握する
自分を評価する人は誰なのか、その人はどういうことを好むのかを把握した上で、評価されるような仕事をする。一見すると、上司に対して媚びているように思われますが、仕事を上司とのコミュニケーションだと考えると、これは当然なことです。
例えば、上司が図表を使った資料が好きなら、それに合わせる。相手にとって心地いいようにする。工夫をするということです。逆に、上司が嫌う行動を避けるようにするのも重要です。
B) 満たすべき水準の仕事をしてから、上司の好みに合わせる
最低限満たすべき仕事の水準を満たした上で、上司が好むように味付けをしないと、媚びていると思われて周りから嫌われますし、何より仕事そのものが出来るようにはなりません。
C) おべっかは使わない
おべっかを使うのではなく、媚びるなら能力や仕事ぶりで媚びる。太鼓持ちのようにして上司からの評価を水増ししたところで、その評価には何の意味もありません。
②自分の能力を正しい場所で正しく発揮する
意味のないところで頑張っても評価されません。評価されやすい領域を探して仕事をしてみましょう。
A) 周りをよく観察する
同僚の能力や業務をよく観察して、組織としての弱みがどこにあるのかを見極めた上で、その弱みに対して自分がどのようなインパクトを与えられるのかを考えてから、力を注ぐようにする。
B) 人ができないことをやる
皆ができることをできるようにするのは、言うまでもなく重要ですが、皆ができるようなことをできるようになったところで、自分の能力を差別化できません。組織に足りていなくて、それを埋める能力がある人がいない、そういう分野を見つけて能力を磨くべきです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。何か裏技的なことを期待している方がいたとしたら申し訳ありません。仕事で評価されるようになるとはいっても、当たり前のことを当たり前に、そして正しい方向に努力を傾けるという、身も蓋もない結論です。
学問に王道がないと言われるように、仕事にも王道はないのだと思います。
ジン
ここ数ヶ月でショックだった出来事は、三谷幸喜と清水ミチコのラジオ番組『MAKING SENSE』が終わってしまったこと。おもに音声コンテンツまわりの記事を担当。
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