みなさんは、大胡田誠さんという弁護士の先生をご存じですか?
彼は、日本で3人目に、全盲で司法試験に合格した人物。
12歳で視力を失いながらも弁護士を志し、8年の苦学を経て司法試験に合格。
弁護士として精力的に活動される一方で、全盲のパートナーと結婚され、家庭では二児の父として子育てに奮闘されています。
そんな彼の半生が元になったドラマ「『全盲の僕が弁護士になった理由』 ~実話に基づく 感動サスペンス!~」が、今年の12月1日にTBS系列で放送されることになりました。
このドラマには、原作となった書籍があります。
『全盲の僕が弁護士になった理由(わけ)』(日経BP社、2012)
副題は、「あきらめない心の鍛え方」。
ドラマに興味を持たれたみなさんに、原作もより深く知っていただきたいと思ったので、今日はこの作品をご紹介させていただきます。
「どうやってできるか」を考えれば、人生はもっと面白くなる
この本は、「視覚障がいをお持ちの方も読めるように」という、大胡田先生や出版社の強い希望もあり、早い段階からオーディオブックにさせていただきました。
その際に、FeBeの特設サイトでも、大胡田先生の肉声の特別インタビュー音声を掲載しています。
そこで彼は、「なぜ自分の経験を、本という形で届けることにしたのか?」という問いに対して、次のように答えています。
1つ目の理由は、
「社会の側にも、視覚障がい者というものは何なのか、障がいがあるということで、できること、できないことがあることを知ってもらいたい」ということ。
そして2つ目は、
「私自身がそうであったように、視覚障がい者の経験を本にまとめることによって、将来を悲観している方に手に取ってもらって、『こんなふうにもやっていけるんだ』という想いを持ってもらいたい」ということ。
いかがですか。大胡田先生の「「どうやってできるか」を考えると、人生はもっと面白くなる」というメッセージにふれると、もっともっと頑張ろう、頑張りたい、と思うことができるのではないでしょうか。
ぬくもりに満ちた大胡田先生の肉声のメッセージ全文は、こちらからお聴きいただけます。
全盲の僕が弁護士になった理由 特設サイト
http://www.febe.jp/documents/special/lawyer/
音で届けることによってより多くの方がこの本に触れられたら
とても嬉しいです。
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