こんにちは、SAEKIです!
4月に入り、ようやく春らしい陽気になったと思ったら、すぐに暑くなったりなんだか忙しない日々が続きますね。この時期は、入社や転職、異動の時期で、仕事の悩みが一層増える時期かもしれません。私もついに社会人3年目を迎えて、とてもソワソワしています…。
そんな節目のこの時期におすすめの一冊がオーディオブックになったんです!大人気ブログ「Books&Apps」の運営者である安達裕哉さんが執筆した『「仕事ができるやつ」になる最短の道』(日本実業出版社刊)です。
仕事のことで悩んだ時に、有名な起業家の方のノンフィクションの物語を読んでも「自分とぜんぜん違う…」と逆にガックリしてしまったことはないですか?
本書は、「著名な成功者の物語」ではなく、著者の安達裕哉さんがコンサルタントとして、1000社、8000人以上を見てきた中で実際にあった事例が挙げられています。
こんなに沢山の事例を記事にして、共感を集める安達さん。いったいどんな方なんだろう…。と思っていたところ、2月に本書がオーディオブック化したという機会もあり、個人的に特にお聞きしたかった「伝える」についてお話を伺うことができました!
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SAEKI:以前から「Books&Apps」などで安達さんの記事を読ませてもらっていて、自分ごとに思える内容がすごく多かったんです。何でこんなに刺さるんだろうと思っていました。
安達:記事テーマは、まず「現場で働いている人に役立つかどうか」ということを考えて決めています。
ビジネスですごい人のストーリーって多いじゃないですか。でも、あまりにすごい人の話って実はすでにお腹一杯なんですよね。それに、ちょっと現実とかみ合っていないというか、「現場だとこうだよね」という話の方が、一般的には必要とされていると思っています。
私は、前職でいろいろな中小企業と仕事をしていましたが、現場を見ていると、すごい人の成功ストーリーのような格好いい話が通用するような状態ではありませんでした。スタートの部分の「そもそも何から始めればいいのか」ということから迷っている人が多いんです。だから現場の視点をすごく大事にしていますね。
SAEKI:私も毎日働いていて悩んだりしていることがあって、それに寄り沿うな感じで記事が書かれているので、いつも助かっています。読んだ後になんだか救われるような感じがあるし、もちろん厳しい言葉もあるんですけど頑張ろうと思えるというか。
安達:ありがとうございます(笑)。現場の人たちが工夫をしていることって何だろう…と見ていると、すごく面白くて、リアリティがあるんですよ。逆にすごい人の一つの成功事例だけだと、あんまり活用できないですよね。
SAEKI:本の中で「今、成功しているとしても、それは運が良いからだ」ということを書かれていますが、成功したかどうかというのはあまり重要視されていないんでしょうか
安達:成功というのはあくまで確率の問題で、チャレンジしていればどこかで成功すると思うんです。「失敗したら取り返しつかない」というようなことを言う人もいますが、たとえ何度失敗しても、1回でも成功すればいいんですね。
チャレンジのハードルはかなり下がっていて、ツールも沢山にあり無料で活用できるものもある。そういった意味で、成功するかしないかを軸にするよりも、チャレンジするか、しないかのほうがはるかに重要ではないかと思うんです。
SAEKI:チャレンジの数が大事なんですね。
安達:言い換えれば、勇気の問題といえるかもしれません。勇気を持てば、いろいろな事を試したり、会社を起業することもできるはずだろうという想いで書いています。
大人気ブログ「Books&Apps」安達裕哉さんに聞く「刺さる言葉の作り方」(2)に続きます。次回は、4/14(金)更新予定です!