誰でも確実に「習慣化」する“スイッチ”とは? - 『自分を変える習慣力』オーディオブックレビュー

オーディオブックレビューのコーナーです。こちらの記事では、FeBeの最新作品よりおすすめのオーディオブックをご紹介します。今回取り上げるのは、『自分を変える習慣力』(三浦将著 クロスメディア・パブリッシング刊)です。

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無駄遣いや、怠け癖、過渡の間食や、飲んだ帰りの締めラーメンなど、「悪い習慣」って、なかなか止められないものですよね。

逆に、運動や、読書、早寝早起きなど、続けよう!と決意したものが、なかなか習慣化できないのもむずかしい問題です。

そこで今回は、「習慣化」をテーマにした本で、今注目が集まっている一冊をご紹介します。

◆『自分を変える習慣力』(クロスメディア・パブリッシング刊)

書店で見たことがある方も多いかもしれません。

「この本を読んで毎朝5時起きを始めた。すると、食生活や、働き方、体型、お金の使い方、すべてが変わった。」というオレンジの帯がとても目立ちますよね。

本書の著者、三浦将さんは、「習慣化」について、本書でこのように解説しています。

習慣化が上手くいかないのは、あなたが意識していない心の奥底の深いレベルで、この潜在意識の強烈な抵抗を受けているからです。それは、気持ちは前に進もうとしているのに、心の奥では気づかないうちにブレーキがかかっている状態。 (P3-4より)

三浦さんによると、「潜在意識とは、顕在化されていないけれど、心の中に確かにある意識」で、この特性を理解し、セルフコーチングのノウハウを応用すれば、習慣を身につけるのに固い意志は必要ないといいます。

大抵の方は、「習慣化には、固い意志や決意が必要」と考えていると思うので、この考え方は意外だと感じられるかもしれませんね。

では、ここで本書の中からひとつの例をご紹介しましょう。

◆「毎朝5時30分に起きる」だけで、すべてが好転したビジネスマンの話

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将来の不安を感じることが多いというMさん(40代前半)。

Mさんは、20代、30代を仕事優先に生きてきましたが、ここ最近、仕事だけでなく、人生のあらゆる面において、行き詰まりを感じていたそうです。

「頑張っているのに成果が伸びない」 「自分で自分を認めることができない」 「仕事や人生全体に対して、納得感を感じることができない」

何をやってもうまくいかないという経験をしたことがある方もいるかもしれませんが、こういう時期ってとても辛いものですよね。

追い詰められたMさんは、そのうち自分の才能や、能力さえも疑ってしまい、今にも潰れてしまいそうな状態にまで陥っていたといいます。

そんなMさんに対して、三浦さんは次のようなメンタルコーチングを行ったといいます。

それは、「毎朝5時30分に起きる」ということ。

いったいどういうことなのでしょうか。

◆本当にしたいことを明確にすることが大事

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Mさんは、日ごろから忙しさにかまけて、家族との時間をあまり取れていないことに悩んでいました。たまに取れた休みでも、心ここにあらずの状態で、子どもたちに対して申し訳ないという後悔もあったといいます。

仕事がうまく行ってないと、休みの日も仕事が気になってしまう。そうすると、しっかりリフレッシュできず、平日にも集中力が発揮できません。

悪循環に陥ってしまうわけです。

三浦さんはコーチングセッションの中で、Mさんの本当の願いは、「家族との充実した時間をしっかりとりたい」であることに気づいたといいます。

そして立てた目標が「毎朝5時30分に起きる」だったのです。

◆朝5時30分起きがもたらしたこと

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習慣化の最初のポイントは、「意識しながら毎日続ける」ことです。

いつも深夜1時、2時過ぎまで夜更かしをしていて、起床が7時過ぎだったMさんにとっての「5時30分起き」の目標は辛いものでした。

しかし、「家族との充実した時間をしっかりとりたい」という本当の願いが明確になった上でのセルフコーチングにより、生活パターンは徐々に改善されていったといいます。

早起きすることで自分が自由に使える時間は増えた。すると、読書量が増加し、英語の勉強も驚くほど捗るようになった。TOEICの点数は数ヶ月で200点以上も上がったそうです。

また、毎朝15分の体操と軽い運動の習慣がついたことによって健康を取り戻し、仕事へのモチベーションも非常に高い状態で臨めるようになったそうです。

そして気づくと、上司を始めとする周りの人との人間関係の改善も実感でき、Mさんの中には、ゆったりとした余裕と、自分らしく、仕事と、人生を楽しむ気持ちが生まれたといいます。

◆スイッチとなる習慣が、人生を好転させる

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Mさんの悩みを解決することとなったきっかけは、「朝5時30分に起きる」というシンプルな習慣でした。三浦さんは次のように解説します。

「たった1つの良い習慣を身につけることによって、あなたの生活を向上させるための他の良い習慣が連鎖するように身についていく」(18ページ)

「つまり、小さなアクションを起こし、起こし続けることが、やがて大きな変化をもたらすことになるのです。そして、良い習慣は簡単に身につくのです」(19ページ)

◆まとめ

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以上をまとめると次のようなことだと思います。

1.「習慣化」には、固い意志は必要ない
2.「習慣化」させるには、スイッチとなる習慣を1つみつけることが大事
3.そのスイッチの存在は、自分が本当に願うことを突き詰めることで見つかるもの

もしあなたが、「決意が長続きしない」「習慣化できない」と悩んでいるようであれば、本書『自分を変える習慣力』を手にとって見ることをおすすめします。

  • 習慣化への4ステップ
  • 潜在意識を味方につける
  • 頑張らなくていい理由
  • 習慣は才能を越える
  • スイッチとなる習慣の見つけ方
  • 仕事・生活習慣の磨き方
  • 人生を根本から変える習慣

という7つの流れで、あなたの「習慣化」を後押ししてくれるはずです。

◆オーディオブック版『自分を変える習慣力』

オーディオブック版では、和村康市さんのナレーションでFeBeにて販売中です。 通勤中に聴くと、習慣化の高まりを感じる、モチベーションが上がる作品となっています。 ぜひお試しください!

www.febe.jp

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