あけましておめでとうございます。
みなさまは無事、2014年を忘年できましたか?
本年もオーディオブック・タイムズをどうぞよろしくお願いいたします。
さて、非常に唐突ですが、みなさんは「矢島雅弘」という男をご存じですか?
オーディオブックのリスナーの方は、ピンときたかもしれません。
あるいは、名前は知らなくても、この男の「声」を聴いたらわかるかも!?
「矢島雅弘っていったい誰?」というあなたへ。この新年第1弾の記事では、さいきん出版界で話題沸騰中、「3つの顔」を持つこの男の正体にせまります。
矢島雅弘の第1の顔 : ブックナビゲーター
あらためてご紹介しましょう。矢島雅弘氏は、人気のブックナビゲーターです。
「ブックナビゲーター」とは、その名のとおり、本の紹介人。
矢島氏は、ウェブラジオ番組「新刊ラジオ」のパーソナリティーとして、ビジネス書や小説など、これまで1700冊以上の書籍を紹介してきました。
ウェブラジオなのに1700回という放送回数が尋常じゃないですよね。それだけ根強いファンの方に支えられているという何よりの証。簡潔でわかりやすいナビには、長らく業界でも定評があります。
矢島雅弘の第2の顔 : 「読書術」をつたえる作家
そんな矢島氏、自らの読書術をつたえるべく、2014年11月に初の著書を出版されました。
タイトルは、『一冊からもっと学べる エモーショナル・リーディングのすすめ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン社/刊)
エモーショナル・リーディングとは何なのか?
「エモーショナル」という言葉から、リポ○タンDのファイト一発!とか、松岡修造的な何かを思いうかべた方もいるかもしれませんが、ちょっと違います。
この本のテーマを一言でいうと、「読者は、本を通した著者との『対話』」だということ。
矢島氏は、自らの読書経験をふりかえって、「読まされている読書」はもったいない。著者と対話するように読むことで、より多くの学びが得られる。という気づきを得て、一生困らない新しい本の読み方「エモーショナル・リーディング」を提唱します。
ポイントは次の3つです。
(1)より能動的な姿勢で本を理解するための「対話読書」
(2)読書をしながら浮かんだ「感情」をメモする「エモーション・メモ」
(3)本の良いところを人に語って新たな発見を得る「エモーショナル・アウトプット」
いかがですか? だいたい想像できますか?
そういえば私もふだん、本を読みながら心のなかで「すごい」とか「なるほどその通り」とかツッコミを入れていますが、実は私もいつのまにかエモーショナル・リーディングを実践していたのかもしれません(^ ^)
本書の語り口は、上で挙げた「新刊ラジオ」での矢島さんと同様、とても丁寧。実例も豊富にとりあげられていて、どんな方でも、読めばすぐにエモーショナル・リーディングを始められます。
「ビジネス書があまり頭に入らない」、「読んでいて楽しくない…」とお嘆きの方は、いちど本書をお手にとってみてはいかがでしょうか。
矢島雅弘の第3の顔:「オーディオブック」のナレーター
そして、みなさまお待たせしました。
矢島氏の最後の顔は、おなじみ「オーディオブック」のナレーターです。
じつは、これまで著名なビジネス書などを数多く朗読してきた矢島氏。
多くを語るよりも、実際に「声」を聴いていただいたほうが早いですね。下記のリンク先の「サンプル」ボタンをクリックしてみると、矢島氏の朗読をお聴きいただけます。。たとえば、
『「原因」と「結果」の法則』 とか、
『ロジカル・プレゼンテーション』 や、さらに
『伝え方が9割』などなどの名だたる作品を朗読・・・
私も矢島氏の声のファンなのですが(だからこうして布教につとめているのです)、実際にオーディオブック利用者の方(60歳くらいの男性)とお話したとき、「矢島さんの朗読は耳あたりがよくて、自然と頭に入ってくるね」と言われて、おなじ矢島ファン同士すっかり意気投合したこともありました。
これまで、誰が朗読しているのかあまり気にしていなかったという方も、ぜひ「ナレーター」覧に目を光らせてみてください。
ちなみに、先ほどご紹介した『一冊からもっと学べる エモーショナル・リーディングのすすめ』を購入された方には、オーディオブック配信サービス「FeBe」で無料のスペシャルトーク音源を聴けたり、割引販売を利用できたりします。私もこの記事を書くまえに、ちゃっかり利用しました(笑)。
というわけで、2015年もオーディオブックを、そして矢島雅弘氏の朗読を、引き続きよろしくお願いします。今年もよい年になりますように。
意識高い記事を担当。
でも元旦はゴロゴロ寝正月でした。
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