最近、海外ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」にハマって、
英語学習に燃えているヒノハラです。
でも、いざ英語を勉強しよう!と思っても、
なかなか続かないんですよね。
一番の理由は……まとまった時間が取れないこと!
でもそんなとき、スマートフォンを使えば、通勤通学の時間にしっかり英語に触れることができるのです!
とはいえ、スマホのアプリも玉石混交。たくさんありすぎてどれを使えばいいのかわかりませんよね。
そこで今回は、
「スマートフォンを活かして英語を学ぶ」3つの方法をお伝えします!
1.リーディング力を鍛える
iPhoneでリーディング力を鍛えるのにオススメなのが、
英語ニュースアプリ「POLYGLOTS」です。
(POLYGLOTSのトップ画面。リーディングや辞書など使いたい機能を選べる)
これは今流行りの「SmartNews」や「Gunosy」と同じニュースキュレーションアプリなのですが、ポイントは「英語のニュース」をまとめてくれるということ。
何と言ってもこのアプリが便利なのは、
【ワンタップ辞書が内蔵されている】
という点です。
英語のニュースキュレーションアプリなら、他にも沢山あるのですが、記事を読みながらいちいち単語を調べて……というのは面倒ですよね^^;
POLYGLOTSでは、その点、ワンタップで意味が確認できるので、ストレスなく読み進めることができます。
「最新のニュースでリーディング力を鍛えたい」という方にはうってつけではないでしょうか。
単語テストや、学習の記録をつけてくれる機能もあり、使い勝手も良いです。
難点はAndroid対応がまだなこと、辞書が簡素なので詳しい意味や例文などは自分で調べなくてはいけない所でしょうか。
それを補っても、使う価値はあるアプリだと思います。
ちなみに、「ニュースではなく小説などで英語を学びたい!」という方には、断然「Kindle」がオススメです。
Kindle for iPhoneやKindle for Androidなど、スマートフォン向けのKindleアプリが出ていますので、これで英語の電子書籍を読みましょう。
POLYGLOTS同様、内部に辞書機能がついているので、気になる単語を読みながら調べることができます。
オススメの電子書籍は、ラフカディオ・ハーンの『Kwaidan』。
「耳なし芳一の話」や「雪女」で有名な『怪談』の原著です。
無料で入手できること、一編が短いこと、日本人に馴染み深い物語であることから、英語初心者が最初に読む電子書籍として最適だと思います。
2.単語力を鍛える
POLYGLOTSやKindleではわからない単語を調べながら読むことができますが、もちろん基礎となる単語力をつけるのも大切です。
そこで使いたいのが、iPhoneアプリの「zuknow(ズノウ)」です。
一言でまとめれば、「一問一答に特化したアプリ」。
まず自分の興味分野などを選んで登録をしておくと、それに関連する一問一答リスト(暗記帳)が表示されます。
中にはもちろん、英単語アプリもたくさん。
TOEICやTOEFL、英検など、各種資格試験対策にも最適化された暗記帳を入手することができます。
それでも物足りない人は、自分自身でオリジナルの単語帳を作ることも可能です。
UIも快適で、一覧で表示したり、一枚ずつめくる単語帳のように表示したり、あるいはクイズ形式で表示したりと、自分に適した“覚え方”を選ぶことができます。
(「カードで暗記する」を選ぶと、シンプルな単語帳形式で覚えられる)
このアプリが素晴らしいのは、「全力でモチベーションを高めてくれる」点でしょう。
自分の学習記録がグラフなどで表示できるのはもちろんのこと、プッシュ配信でクイズが届いたり、友達と点数を争うゲーム感覚で単語クイズが出来たりと、楽しく暗記を続けるための仕組みが満載です。
なおAndroid版については、まだいくつかの機能が対応していないものの、β版がリリースされています。今後力を入れていく様子が見えるので、今からチェックしておいても損はありません。
唯一欠点を挙げるとすれば、単語の用例が詳しくは表示されない、ということでしょう。
もし一つ一つの単語の用例を詳しく見たいのであれば、辞書アプリのブックマーク機能を使うのがオススメです。
例えば、「ウィズダム英和・和英辞典」のアプリでは、調べた単語をブックマークしておいて後で一覧で見ることができます。これを自分オリジナルの単語帳のようにして使う、というのも一つの手でしょう。
(2014年9月1日追記:
zuknowですが、アップデートにより用例も表示されるようになったようです!
コンパクトな用例がついたことで、一層使いやすくなったのではないでしょうか。)
3.リスニング力を鍛える
リスニング力を鍛えるのにうってつけなのが、「EnglishUpgrader」です。
これはリスニングに特化した無料アプリで、
「同僚からの留守電を聞く」や「CDショップでの会話」など、様々なシチュエーションの英会話をダウンロードして、スクリプト付きで聞くことができます。
(英語を聞きながら、このようにスクリプトを確認することもできる)
日本語訳やフレーズ一覧も表示してくれるので、初学者にも最適でしょう。
ラジオで英会話を学んだことがある人には、特に馴染みやすいと思います。
予め音声をダウンロードしておくので、電波状況が悪くても問題はありません。
ちなみに、「電車の中で英語を聞き流して学びたい」という人には、英語のオーディオブックがオススメ。
EnglishUpgraderは「集中して聞き取る」のに最適なアプリですが、オーディオブックは「繰り返し聞く」のに向いています。
英語ニュースなどと違い、ストーリー性があるので、断片的にしか聞き取れなくても流れが掴みやすいというのもポイントです。
英語のオーディオブックを最初に聞くなら、「語彙レベルがやさしいもの」「短編でストーリーがまとまっているもの」「馴染みのあるもの」から選ぶのが良いでしょう。個人的なイチオシはシャーロック・ホームズシリーズ。
『シャーロック・ホームズの冒険』などは、「まだらの紐」や「赤毛組合」を始めとした有名な短編を、やさしい英語で聴くことができます。時間も一つの短編あたり30分程度で、ちょうど家を出て学校や会社に着くまでの間に一回聴くことができる長さ。
BBCの「SHERLOCK/シャーロック」を聞き取る訓練として、自分も楽しみながら聴いています(笑)。
おわりに
今回は「リーディング力」「単語力」「リスニング力」を、通勤通学時間に鍛える方法をご紹介しました。
たかだか数十分の空き時間も、毎日積み重ねれば結構な時間になるもの。
最近「英語をもう一度学びたい」と思っていた人は、これを機に、是非スマホを活かした英語生活を明日からスタートしてみてはいかがでしょうか。
中学生のころ「pie(パイ)」を「ピエ」と読んでクラス中から笑われたのが今でもトラウマです。