photo by Graham Holliday
こんにちは、広報のナカガワです。
2015年から、日頃よりオーディオブックを利用し、応援してくださっている方を、“オーディオブック・アンバサダー”に認定させていただいております!
本日ご紹介するのは、株式会社Wasei代表の鳥井弘文(@hirofumi21)さん。
1988年生まれの26歳で、個人ブログ「隠居系男子」と、これからの暮らしを考えるウェブメディア「灯台もと暮らし」を運営中です。
今や書籍も出されるほどの人気ブロガーとして、そしてメディアを運営する経営者としても活躍中の鳥井さんのオーディオブックの利用法はどのようなものなのか?質問にお答えいただきました!
1.オーディオブックを使い始めたきっかけは何ですか?
6年ほど前に株式会社オトバンクさんが配信しているPodcast番組「新刊ラジオ」を聴き始めたのがきっかけです。
番組内で紹介されていたオーディオブックを毎回FeBeのサイトで購入するようになり、オーディオブックの魅力に取り憑かれ、今では完全に生活の一部となりました。
2.オーディオブックはどのようなデバイスで聴かれていますか?
端末:Apple - iPhone 6
アプリ:Kiku Player
イヤホン:Bose QuietComfort20i
3.どんな時にオーディオブックを聴いていますか?
・通勤中
・散歩中
・単純作業中
4.オーディオブックは何のために聴いていますか?
photo by Phil Roeder
・学習するため
一番大きな理由は学習目的です。一日の仕事が終わり「もう文字は見たくない!」というタイミングでも、オーディオブックであれば耳から聞くだけでよく、受動的な姿勢でも学ぶことができるので、とても重宝します。
・気分転換するため
耳から入ってくる情報なので、普段使っている脳とは違う部分が刺激され、デスクワークの最中の気分転換や、休日の散歩中などにも最適です。
・新たな発見を得るため
僕は普段文芸作品などはあまり読まないのですが、オーディオブックだと文芸作品がラジオドラマ形式で配信されている事が多いので、とても聴きやすく、普段読まないような小説なども、オーディオブックだとついつい聴いてしまい、そこから新たな発見を得られることが多いです。
5.オーディオブックのいいところは何ですか?
・作業しながら聴くことができるところ。
オーディオブックは耳だけでよいので、たとえ両手がふさがっていたとしても聴くことが可能で、単純作業やルーティン作業を行っている時に最適です。
嫌な作業もオーディオブックを聞きながらであれば楽しくなってくるし、オーディオブックが楽しみになってきて、定期的に訪れる単純作業時間も苦じゃなくなります。
・印象的に聴くことができて、記憶にも残りやすいところ。
物語や対話形式の作品は、ナレーターさんや声優さんがしっかりと役作りをした上で読み上げてくれるので、キャラクターがはっきりとあらわれていて印象的です。また自伝的な書籍であれば、その方の人生を追体験することができるので、ドラマチックな情景が頭に浮かびやすく、とても記憶に残りやすいです。
参照:孫正義『志高く』『事を成す』オーディオブック版のススメ! | 隠居系男子
・“聴き落とし”が可能なところ。
紙の書籍の場合は読み飛ばすと、本当に全く内容を理解できないということもあるのですが、朗読であれば聴き落としが可能となります。聴き落としをしているときであっても、一応日本語で耳に入ってくるので、無意識のうちにある程度文脈を追うことも可能となり、自分の不得意な分野の書籍でもひと通り聴くことができます。
6.独自の聴き方のポイントなどはありますか?
photo by thejaan
・旅の出発前にオーディオブックを何冊か購入し、それを旅のお供として、旅の移動中の車内や、飛行機の中で聴くことが多いです。
参照:『仕事は楽しいかね?』オーディオブック版のススメ! | 隠居系男子
旅の最中の非日常感と相まって、とても鮮明に記憶に刻まれ、その旅を思い出すときに一緒にその時に聞いていた作品も自然と思い出すことができます。
また海外旅行の場合だと、時折日本語が恋しくなったりする時もあるのですが、その時にもオーディオブックはちょうど良いコンテンツで旅の最中の寂しさを紛らわしてくれます。
7.お気に入りのオーディオブックは何ですか?
・生き方
京セラ創業者稲盛和夫さんのベストセラー。とても影響を受けている一冊です。人生の転機が訪れるたびにオーディオブックで聴き返しています。
参照:稲盛和夫著『生き方』オーディオブック版のススメ! | 隠居系男子
・仕事は楽しいかね?
自分が人生でどんなことを仕事にしたいのかを考える上で、非常に参考になった本です。老人と主人公の対話形式で進む作品で、聞きながら自分に置き換えて聴くことができて、本当に自分がしたい仕事とは何かを考え直したいときに、よく聴く作品です。
参照:『仕事は楽しいかね?』オーディオブック版のススメ! | 隠居系男子
・池上彰シリーズ
社会人として身につけておきたい知識を耳から学ぶことができる非常に優れたシリーズです。一般常識や大して学習興味の沸かない分野ほど、このシリーズは調度良く、耳で聞き流しながら学ぶことが出来るので、非常に重宝します。
参照:池上彰著『?よくわからないまま社会人になってしまった人へ』オーディオブック版のススメ! | 隠居系男子
・ユダヤ人大富豪シリーズ
本田健さんの大ベストセラーシリーズ。学生の頃に何度も聞き返した作品です。自身の進路に悩んでいる学生さんには、ぜひ一度聴いてみて欲しいシリーズです。
参照:本田健著『ユダヤ人大富豪の教え』オーディオブック版のススメ! | 隠居系男子
・青天の霹靂
お笑い芸人・劇団ひとりさんの小説。普段文芸作品を読まないような僕でもとても楽しみながら聴くことができた1冊です。劇団ひとりさんご本人も声優に挑戦していて、その芸達者ぶりに驚かされること間違いなしです。
参照:年末年始の帰省のタイミングで聴いて欲しい!劇団ひとり著「青天の霹靂」オーディオブック版。 | 隠居系男子
8.オーディオブックを聴くようになって変わったことはありますか?
・本当に好きな本は、紙や電子書籍でその本を持っていたとしても、オーディオブック版が出たら必ず購入し聴くようになりました。
・音楽をあまり聴かなくなりました。耳が寂しい時はオーディオブックにすることが多くなり、圧倒的に書籍に当てられる時間が増えました。
・「耳から学ぶ」ということが、常に選択肢の一つとなりました。学習をする上でどの方法で学ぶと一番効率よく学ぶことが出来るのかを考えながら、内容に合わせて紙の書籍なのか、電子書籍なのか、オーディオブックなのかを選択出来るようになりました。
9.特にどんな人にオーディオブックを勧めたいですか?
・散歩や軽い運動など、体を動かしながら本を読みたい人。
・満員電車での通勤時間が長い人。
・海外在住の日本人。(日本語が恋しくなった時に最高です。)
はじめて鳥井さんと出会ったのは、2013年秋。「隠居系男子」でオーディオブックについてご紹介されていたのを見つけ、オーディオブックについてざっくばらんにお話をお伺いできればとtwitterでご連絡したことがきっかけでした。オフィスにお越しいただいた時のことも、当時ブログでご紹介いただいています。
→FeBeを運営する株式会社オトバンクにいってきた! | 隠居系男子
柔らかな語り口で展開される豊富な知識と、「隠居系」の名の通り一歩離れたところから社会を眺め、静かに本質に迫るような穏やかな文章に、ブログを読む度惹きこまれます。
そんな彼の構成要素の一つにオーディオブックがあるというのは、勝手ながらとても誇らしく…(笑)
これからも素敵な記事やメッセージを世に出していってくださいね。 鳥井さん、ありがとうございました~!